美術鑑賞日記

左脳と右脳でたのしむ日本の美:税理士の美術鑑賞日記

2019.05.09
美術鑑賞日記

医療・クリニックに強い税理士、開業ドクターの「伴走者」の松浦 薫です。

10人中10人が「なんで!?」と面白がる、税理士らしくないプロフィールは、こちら

 

久しぶりの平日休み。

ずっと気になっていた information or inspiration? 左脳と右脳でたのしむ日本の美 に行ってきました。

 

 

佐藤オオキさんのnendoとサントリー美術館のコラボ展。

最近、なぜだか、「左」と「右」(注意:+翼、じゃないです)の話をすることが多くって(主にはやはり「左脳」と「右脳」の話なのですが)、

そして、昨日の夜も、コンサル時代の素敵すぎる先輩から「左」と「右」の話で相当インプレス!して頂いて、やっぱりこれは行くしかないな、と笑。

 

(ここからは、展示の詳しい内容になりますので、「行く前にあんまり情報もらってもね・・」という方はご遠慮ください)

 

いやー、面白かった!

そもそも、毎年のサントリー美術館のカレンダーで出てくる、

藍色ちろり薩摩切子朱漆赤楽、などの日本美術品約20点がずらーーーっと展示されている時点で

サントリー美術館好きとしては、「ありがとう!」なのですが、

それと同じくらい、「むー、企画に、やられたー!!」って感じでした。

 

information or inspiration? という展覧会の名前どおり、準備されているコースが2つ。

 

白コース(information):情報たっぷり、解説たっぷり、コース。頭で理解、ですね。
黒コース(inspiration):全く逆。解説や説明は皆無で、「展示」のみ。ただ、それがもちろん、「単に置いてある」だけじゃない。

 

どちらのコースから先に見てもOK、とのことだったのですが、

 

うーん、やっぱり「頭と左脳で理解するのが先」だよね

 

と、情報たっぷり白コースから堪能

 

①白コース information :「頭で理解」

白コースの名前のとおり、白い壁が続く展示。

そして、美術品のまわりに、とってもボリューミーな笑、解説や説明が書かれています。

なるほど、白い壁だから解説・説明いっぱい書けます笑。ゆってみれば百科事典&広辞苑に美術品おいてみました、みたいな。解説イヤホン、不要笑。

nendoっぽいイラストの展示もわかりやすくてかわいい。

 

美術鑑賞してると、初めて見るものとかだと特に、

あー、ここにキュレーターさんとか、美術館の解説員の方とか、誰か付加情報おしえてほしいのにー

って思うこと、ありますよね。

 

その要望がそのまんま、「満たされちゃった」、感じです笑。

「information」を目で追って、左脳フル回転で「頭で理解」して、そのまま美術品を堪能、、、

②黒コース:inspiration「感性」

そして、そのまま「情報たっぷりおなかいっぱい感」と「やっぱり左脳派よね」的な気持ちを抱えつつ、黒コースへ。

 

・・・いやー・・・、

 

面白かった!!!!

 

 

黒い壁が続く、少し暗い空間。そして、本当に他になーんにも情報がない(そもそも、文字が一文字も、ない!)ので、

足を踏み入れたとたん、ふっと(自分のとっても少ない笑)感性が研ぎ澄まされる、ような、不思議な感覚

 

で、その中の展示が、「単に白コースから説明を除いて、美術品のみ、おいてみました」、じゃないんですよね。

詳しくは書かないほうが良いのだと思うのですが、

それぞれの美術品の「ど真ん中」というか「核心」というか「本質」を表現したいろいろ、いろいろ。

その前の白コースで「情報は頭に入っている状態」なので、なんというかまた、

その「情報」と「感性」が自分の中でコラボしちゃう感じが本当に面白かったです。

 

自己分析では、

もともと「感性」人間なんだけど、10年の長きにわたるコンサル生活で「左脳派」の仲間入り、、、しちゃった笑

的な人間なので、普段は、「微妙に左脳」な思考と行動パターンをとりがちなんですが、

めずらしく「感性」ってワードを実感した一日でした。

そしてまた明日から、通常運転、「微妙に左脳」な日々に戻ります笑。

 

【ひとりごと】

帰りはちょうど、vikingbakeryのパンが焼きあがる時間。

持ち帰りの紙袋があったかくて幸せでした^^。