仕事術

AIと税理士:「チャットボット」にはならないように。

2019.03.10
仕事術

確定申告シーズンも残り1週間。

色々重なり、ほぼ1か月休みなし、、、(涙)でしたが、何とか1日お休みとりました。

3月15日後に、スムーズに通常運行に戻れるよう、少しがたついてる色々、諸々をなんとか整理。

 

さて、突然ですが、「チャットボット」ってご存知でしょうか?

 

最近特に増えてきました。

ネットバンキングや証券口座、その他いろんなサービスをインターネットで利用する際に、

画面の右下にで出てくる、吹き出しみたいなもの。

 

何か質問はありませんか?

 

↑こういうの、です。質問を入れると、聞いたことに答えてくれる、あれです。

 

最初でてきたときは、ほんまにこたえてくれるんかいなーと思っていたのですが、

意外に使い勝手がよくなってきました。

質問のデータがどんどん蓄積されているのだと思います。

 

さて、タイトルの「チャットボットにはならないように」。

最近マネーフォワードやfreeeなどのクラウド会計ソフトを使う機会がどんどん増えています。

 

使用方法など、わからないことがあれば、チャットボットで質問。

チャットボットさんが解決してくれることがほとんどなのですが、、、

解決してもらっても何となく、腑に落ちないこの感覚。

 

なんでだろう、、、と思ったのですが。

 

「聞かれたことに、一問一答」がチャットボット。

聞かれたことに答えてくれる、のですが、それ以上でもそれ以下でもない。

んですよね。

 

・・・もし、チャットボットな税理士がいたら。

 

私の今年の税金はいくらになりますか?

 

あなたの今年の税金は〇〇〇円です。

 

この〇〇〇は節税になりますか?

 

その〇〇〇は節税にはなりません。

 

・・・イメージ、こんな感じでしょうか。キツすぎる笑。

 

この仕事をやればやるほど、

 

税理士業は、究極のサービス業

 

だなーと思います。

ご面談を重ねるにつれ、

お仕事の状況、ご家族の状況、そして普通なら他人に見せることのない経済状況、などなど

いろんな側面からお話を頂きます。

 

だからこそ、

 

聞かれたことに答えるだけでは、価値は半分。

聞かれたことに関連して、そのプラスアルファをお答えするのが価値。

そもそも聞かれる前に、問題があれば、こちらから、「問題に気づいてもらう」のが価値。

 

だと思います。

 

お客様の状況や想いをくみ取って、どこまで先を見据えた提案ができるか。

そのために、「問題解決」を超えた「問題発見」能力をどこまで磨き上げられるのか。

 

絶対「チャットボット」な税理士になんかなれないです。

 

今日一日で、3つのチャットボットさんとやりとりしつつ、

日々精進、日々勉強、日々経験、だなぁと思った、久しぶりの休日なのでした。

 

 

【ひとりごと】

いただきものの文旦。さっぱりした甘みで美味しかった。

文旦、ブンタン、やくわりぶんたん。・・・。