生き方・働き方

今年もよろしくお願いします。2021年の抱負

2021.01.11
生き方・働き方

2021年が始まりました。本年もどうぞよろしくお願いいたします。

昨年2020年、新型コロナウィルス感染症の拡大という未だかつて経験したことのない状況に直面し、自分も周りの皆さんも世の中も、本当に大変な一年でした。

既に年明け早々、「緊急事態宣言の発令」という状況ではありますが、この一年が、皆様にとって健やかで、実りのある一年であっていただきたい、と切に思います。

 

昨年の今頃、2020年の抱負ということで、大きく2つ、を考えていました。

Vision&Planning&Visualization

0→1と9→10にこだわる

の2つです。

今年もよろしくおねがいします!2020年の抱負Vol.1

今年もよろしくおねがいします!2020年の抱負Vol.2

 

今読み返してみると、あたりまえですが、「コロナ」のコの字も出てこない文章に、不思議な感覚すら覚えます。

正直、昨年一年間の間は、年初に掲げた抱負を振り返る余裕すらなかったのですが、

改めて振り返ってみると、結果的には、この2つの抱負に向かって過ごした一年になっていました。

ただ、やはり、大変な状況の中で、幾つか「質的」な変化を求められた気がします。

 

1.想定外の連続。単なるVision&Plannningでは進めない

Vision&Plannning、つまり、お客様にありたい姿や目標をイメージしていただく、そのために将来や計画を具体的な数字や姿として作り上げる、

そのこと自体はコロナ前から今も変わらず大事、だと思っています。

ただ、単なるVision&Plannningでは、前に進めなくなった、というのが正直なところです。

昨年1年に起こったことの多くは、これまでにない「想定外のできごと」。

その想定外の連続の状況の中で、何をどう考えて、いろんな判断や決断をしていくか、本当に難しく、

が故に、お客様も自分自身も、今までとは全く違う思考が求められるようになった気がします。

柔軟に考える、という言葉では全然足りない、頭の中にあるいろんな前提条件や常識を壊して、全て取っ払って物事を考える必要に迫られた、という感じです。

「前提条件や常識にとらわれない」

・・・いうのは簡単ですが、正直な話、私自身、まだまだ全然、できていません。

気が付くと、無意識に「こうなるはず」「普通に考えればこう」という思考にとらわれている自分がいます。

おそらく、1年間、数年間のスパンで、「常識や前提条件が成り立たない」という状況に慣れていくのだと思います。

2.より深い「想像力」が必要に

2020年の現象面での大きな変化の一つに、「オンラインでのコミュニケーション」が普通になった、ということが挙げられます。

私も、お客様やお仕事仲間とオンラインでやりとりしながらお仕事させていただく機会が増えました。本当に、かなり、増えました。

ZoomやMeet、Teamsなどのオンライン面談ツールでの面談や、Chatなどでのテキストベースでのやりとり、

とても便利で、効率もよく、これからもどんどん活用していくべきだな、と思いますが、

一方で、便利で効率が良い分、画面の向こうの相手に対する「想像力」がとても大事になってくるな、とも感じます。

直接お会いしていれば普通に感じられる空気感が、オンラインのコミュニケーションではどうしても感じづらいのは否めません。

先が見えない・予測のできないという状況のストレス、日々判断や決断を迫られる難しさ、

経営者の方、スタッフの方、立場に関わらず、皆さん大変な状況の中でお仕事されていること、

いろんなことに思いが至らず、画面やテキストの表面的な情報でお返事・反応してしまって、「反省」することがままありました。

今年も引き続き、もしかしたらもっと、コミュニケーション手段が拡がっていくと思いますが、

画面やテキストの向こうにある、相手の方の状況に思いをはせる「想像力」を忘れずにやっていこうと思います。

 

 

こうして考えてみると、昨年2020年は、今が「平時ではなく有事」であることを一年間かけて認識してきた1年間、ともいえるかもしれません。

まだまだ、やっと意識が追い付いてきたレベルで、色んな行動が変わるのはこれから、でしょうか。

 

そして、改めて今年2021年の抱負ですが、2020年と同様、

 

Vision&Planning&Visualization

0→1と9→10にこだわる

 

の2つを抱負として、引き続き頑張りたいと思います。

 

やってみると、1年単位・数年単位の計画となってしまうことがわかった2020年笑。

今年2021年も、目指す方向はぶらさず、一年間、一つ一つのお仕事を積み重ねていきたいと思います。

 

今年もどうぞよろしくお願いいたします。

 

【ひとりごと】

「奇想の系譜」の辻惟雄先生の「私の履歴書」。ユーモアたっぷりにご自身の人生を語られる文章がなんとも素敵。

一昨年の「奇想の系譜展」のトークイベントで、お弟子の山下裕二先生におもいっきりいじられてる辻先生のかわいさに、きゅんきゅんしたのを思い出しました。

題字も、ご自身の日記の挿し絵も、なんともかわいらしい「ヘタうま」(すいません笑っ)。

今日はちょうど先生が美術に進路変更を決められた回でした。

これからどのようにして辻先生が数々の「奇想」に出会われて、「奇想の系譜」を著すことになるのか、楽しみにしたいと思います。