組織づくり

院長先生の経営力:新しい仲間に「オリエンテーション」しよう

2018.11.09
組織づくり

今回は、大事な大事なお仕事について。

それは、「新しい仲間へのオリエンテーションを考える」

いわゆる「大企業さん」は、何十人(何百人)の新入社員が一時に入社され、一律のトレーニングや新人研修を受けた後に、配属先が決まり・・・というルーティンの仕組みがあると思いますが、
従業員数が数人~のクリニックでそんな固定的な仕組みは非効率になってしまいますよね。

だって、新しく入職してもらう時期も、入職してもらう意図もバラバラ。

でも、新しい仲間を迎えるにあたって、必ず、やった方がいいなーと思うことがあります。

それは、「オリエンテーションを考えて実施すること」

採用面接で、その人の人柄・スキル・経験を理解して、いまの自分たちと一緒に働いてもらってお互いに「いい形」になるか、考えたうえで入社をオファーしてもらった仲間。

入社後、できる限り早くなじんで、いいパフォーマンスで、シゴトを楽しんでもらうためにも、
クリニックの状況・われわれがやりたいこと・彼女(彼)への期待、やって欲しいこと、などなどを改めて話をするのはとても大切なことだと思うのです。

ということで、ご参考までに、私がよくご提案するオリエンテーションフォーマットはこちら。

 Ⅰ. チームメンバーの紹介:それぞれの役割とともに
Ⅱ. クリニック全体の状況:いい感じなのか、何が課題なのか
Ⅲ. 全体のミッション:このクリニックの目標、先生の診療方針、方向性
Ⅳ. 各部門の状況と担当:もう少しブレークダウンした具体的な状況と課題を
Ⅴ. 〇〇さんへの期待:何をやって欲しい、どう働いてほしいと思っているか

です。

オリエンテーションを作ることで、いろんないいことがあります。

1. 今の状況を自分でも振り返るいい機会になる

デイリーワークでわらわらしていると、もともと考えていた方向性や目標をどうしても見失いがち。何を目指しているのか、という大きな観点からいまを振り返る、一石二鳥の効果があります。

2. 新しいアイデアが出てきたりする

「新しい大切な仲間に話をする資料」と思って作ると、自然、気合も入りますので、新しいアイデアの種が出てきたりもします。

3. 話をすることで、今のメンバーへとの意識合わせもできる

オリエンテーションは、今のメンバーにも同席してもらいます。合わせて話をすることで、今のメンバーとの意識合わせにもなります。

 

オリエンテーション資料を作るにあたってのポイント。

1. 「あれもやってほしい、これもやってほしい」はダメ

待ちに待った新しい仲間。あれもお願いしたい・これもお願いしたい・・・となりがちですが、ガマンしましょう。逆の立場で考えると、、、負担ですよね。

2. 最初は、「できるだけ早く、クリニックの仲間になじんで成功体験を積める」おシゴトをオファーしよう

できるだけ早く、楽しく立ち上がってもらうためには、何より「クリニックの仲間となじんでもらい、成功体験を早く済ませてあげること」が大事。
そのために、彼女(彼)への最初のおシゴトは、下記の要件にあてはまるものを考えます。
①これまでの経験をフルに活かせるもの
②ある程度、成功シナリオが具体的に描けているもの
③クリニックの中で教え上手な人と一緒にやることになるもの

・・・できるだけ、「成功の条件を整える」ということですね。

日々わらわらと忙しい中、なんとか時間をやりくりして、
書類選考、採用面接、入社準備にかけた時間もろもろ・・・
新しい仲間を迎えるための採用コストは、決して少くないですよね。

その時間を無駄にしないためにも、
せっかく仲間になってくれた人がいかに長く楽しく働いてくれるかに心を配るのは、
とっても大事なことだと思います。

でも、だからといって、入社のたびにいちからスクラッチで準備してたのでは
身がもたんわーい!
ということで、
フォーマット化できるところはフォーマット化。

対面の部分は、その人に合わせてていねいに。
でも仕組み化できるところは仕組み化して。

でした。