人事・労務

クリニックの採用面接で「失敗しない」ためのポイント

2019.03.20
人事・労務

私は税理士・行政書士なので、「労務」は専門領域ではないのですが、

毎月のお客様へのご訪問の際、会計・税務だけはなく、「ヒト」の問題をご相談いただくことも多いです。

「労務」というより「人材のマネジメント」のお悩み、というところでしょうか。

その中で、よく頂くご相談の一つに、

 

新しく人を採用しようと思うけど、この履歴書どう思います?

 

というご相談があります。

 

クリニック様にとって、「新しい人を採用する」というのは相当重要なトピック。

良い方に入って頂ければいいですが、そうでない方だと、、、、

クリニック全体に、考えている以上によくない影響を及ぼします。

例えば、雰囲気が悪くなったり、うまくいっていたオペレーションが流れなくなったり。

 

この人を採用していいのか?採用してはいけないのか?

 

できる限り、採用面接で正確に見極めたいところですよね。

 

そのために、案外見落としがちですが、重要かつ有効な手段が一つあります。

それが

送られてきている「履歴書」をもとに、「確認すること」を整理しておく

こと。

 

採用面接に限らず、「ミーティングの鉄則」は、事前の段取り だと思います。

この〇〇分で、何の目的で、何を話して、どういう結論に達するのか、が曖昧なままでは、

 

・・・やるだけ時間の無駄。

 

なんてことになりかねません。

 

ですので、面接をする前に、

送られてきた履歴書を単に「見ておく」だけでなく、

 

この人を採用するべきか、採用しないべきか、を「どういう情報をもとに、どう判断するのか」?

 

のレベルまで落とし込んでおくことが大事、なのかな、と思います。

 

もちろん、最終的には、経営者である院長先生や事務長が「採用の可否」を判断されますが、

私もBCGなど前職の会社で、「採用する」立場として、

応募されてきた履歴書や職務経歴書をみて、採用面接をして、採用の可否を判断する

という経験を積んできましたし、

(BCGは、いわゆる「ケース面接」(仮想のプロジェクトのお題をお伝えして、答えにどうたどり着くかをその場で議論していく)なので、ちょっと特殊パターンではありますが・・・。)

 

今、税理士として色んなクリニック様を拝見する中で、

看護師のかたや受付の事務のかたの、上手くいかれる(逆にそうではない)タイプやパターンも少しずつ蓄積してきています。

 

その経験から、履歴書を拝見し、

 

「この方は、採用面接でここは確認しておいたほうがよいかもしれませんね。」

 

という内容をお伝えするようにしています。

 

院長先生や事務長も日々お忙しいので、

 

採用面接前に、「じっくり履歴書をみて考えておく」

 

・・・なんて時間はとれない!という場合も多いと思います。

ただ、せっかくコストをかけて

(採用広告費などの費用だけでなく、何より貴重な先生や事務長の貴重な時間を使って)

実施される採用面接です。

 

準備不足でイマイチな結果、、、では本当にもったいない!

 

ですので、

 

クイックに10分程度で、私のような人間と話して、採用面接の論点を整理する、

 

というのもひとつの手だと思います。

 

実際に、私が履歴書を見て、

どこを見て、どういうことをお伝えしているのか、はまた別の機会にアップしていこうと思います。

 

【ひとりごと】

ある日の朝ごはん。

「いつのまに、野菜がたべたい、お年頃」

肉食女子はそろそろ卒業、、、いや、やっぱりできない。