開業ドクター支援日記

確定申告終えて、雑感。

2021.06.13
開業ドクター支援日記

医療・クリニックに強い税理士、開業ドクターの「伴走者」、松浦 薫です。

モットーは、「お客様が『一番永く、深く関わりたいと思う専門家』になること」

 

※ 私のちょっと(かなり!?)変わったプロフィールはこちら。

消費財のマーケティングボストンコンサルティンググループ(BCG)でコンサルタント天職見つけて今は税理士・・・

キャリアのくねくね紆余曲折っぷりを、10人中(ほぼ)10人の院長先生に面白がっていただいています(笑)。

Profile vol.1 キャリア前半~戦略コンサル(BCG)など。

Profile vol.2 キャリアつづき。なんで税理士。

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6月にはいって、、、今さら感満載なこのタイトル。

 

確定申告終えて・・・って、いつの話だよ

 

という感じではありますが、

確定申告のご報告もそこそこに、2月決算、3月決算・・・とあわただしく日々は過ぎていきました笑。

 

その間にお問合せいただいたお客様にも、「すいません・・・」、とお待ちいただき、

その間に(その前からも)いただいたいろんな宿題も、「すいません・・・」、とお待ちいただき、

 

本当に・・・、何やってんだよ

 

・・・と自問自答する毎日涙。

 

とりあえず、3月決算の申告も終わり、やっと改めて振り返る時間ができてきました(たまりにたまってきたいろんな宿題はこれから着手ですが・・・)。

 

もっと早く振り返りをしたかったのですが、2020年確定申告を終えて、いろいろと感じたこと。

 

① 本当に、予測ができない・数字が読みづらい
(だからとってもツライ)1年間でした。

 

言葉にするまでもなく、2020年、本当に大変な一年間でした。

税理士としての感想でいうと、もう、「予測ができない」「数字が読みづらい」・・・これに尽きます。

どんなに考え抜いた事業計画や資金繰りも、このコロナ禍での大きな動きの中では、意味もなさず。

 

1か月後どうなってるのかわからない

 

・・・という状況が「日常」になったのは人生初めての経験。

でも、だからといって、安易に「過去の実績報告」だけをする存在にはなりたくない。

ただ、そうはいっても、この変動が大きな状況の中で、どこまで幅を持たせて、計画や予測を数字にするべきなのか。

その数字の意味やインパクトをどうお客様と共通認識にしていくべきなのか。

日々、そんな葛藤を繰り返した日々でした。

 

② 改めて「どういう税理士(+α)でいたいのか」
を考えさせられた

そんな悶々とした私の心情が伝わってしまったのか・・・、

お客様からは、大変な状況の中、今後の自分の指針となる言葉をたくさんいただきました。

 

  • 数字は数字。だけど、一緒に考えてもらうこの時間が経営者としての自分にとっての価値
  • 日々判断、日々決定、紆余曲折はあって当たり前、根本わかってくれてるから安心して話をしてる
  • この状況、悩んで当たり前。プロとしての筋が一本通ってれば、かならず答えは見つけてくれると思ってる などなど。

 

その言葉を一つ一つ、思い返してみると、やはり、自分が理想とする税理士(+α)像を改めて再認識。

※ 過去に書いていたブログ記事。改めて読み返してみると、目標とする姿は全く変わってないです。

 

しっくりくる言葉を見つけた:「カウンターパート」

「医療・クリニックに強い税理士」ってどんな税理士?(その①):医療固有の税務に精通

「医療・クリニックに強い税理士」ってどんな税理士?(その②):少し「先」の案内人

「医療・クリニックに強い税理士」ってどんな税理士?(その③):ライフプランを一緒に考えられるか

(番外編)税理士の醍醐味:出会いの幅✖お付き合いの深さ

 

そして、忙しさにかまけて、振り返り、立ち止まり、原点に戻る機会を持っていなかったことにも大いに反省。

 

やっぱり、忙しいって、たくさんオシゴトしてるって、全然自慢でもなんでもない、ですよね。

 

私、「量」で「質」をカバーしてるんです

 

って言ってるのと同じ、です。

脱「忙しそうな人」。最重要命題で取り組んでいきたいと思います。

③ 「どうなってはいけないのか」もよく分かった

ということを、つらつらと考えていると、自分が「どうなってはいけないのか」もよく見えてきます。

先日、お客様ではない経営者の方とお話した際。

 

ご自身の会社の税務顧問担当者に対して、

 

提案はないけど、聞けば答えてくれるし

 

それなりに出来の良い「チャットボット」だと思えば腹もたたない

 

と言われているのをお伺いして、相当残念な気持ちになるのと同時に、自身のあり様にも、とても危機感を覚えました。

 

聞かれれば、定められた標準的な回答を答える。

でも、そこに、お客様の文脈の理解や解釈はあるのか? お客様の半歩先を見た提案はあるのか?

 

自分自身がそうなってしまっていないか、改めて振り返る必要がありそうです。

こちらも、過去のブログ記事。

AIと税理士:「チャットボット」にはならないように。

考えることは全然変わっていないようです笑。

 

④ (番外編)働き方・あり方を考えさせられた

こうやって振り返ってみると、税理士(+α)として、どういう働き方・あり方をすべきなのか、は考えさせられた1年でした。

大変有難いことに、いろんなご紹介・お仕事のお話をいただき、できるだけ自分がお役に立てるなら・・・と走り抜けてきましたが、

 

その、一つ一つの、仕事の品質は、上がっていますか?

 

と問われたら、自信をもって「はい」とはいえない一年だった気がします。

 

その反省を踏まえて。2021年。

目標とする「税理士(+α)像」に近づくために。楽しく試行錯誤を続けたいと思います。

(もう5ヶ月経過しましたが・・・笑)

 

 

【ひとりごと】

北斎づくし@東京ミッドタウン

た、楽しみすぎる・・・・!!!

 

 

 

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