税金・節税

クリニックのキャッシュレス:導入するときに考えるポイントは?

2019.09.01
税金・節税

10月1日の消費税率引き上げまで、1か月を切りましたね。

関連して、軽減税率と合わせてご相談が増えていること。

 

そろそろ、キャッシュレス入れてみようかな~とおもってるんだけど。

 

・・・そう、キャッシュレス、です。

 

消費税率引き上げに絡めて、色んなところで、キャッシュレス導入の動きも増えていますね。

背景には、政府がキャッシュレス導入促進の施策として進めている、

キャッシュレス消費者還元事業
(キャッシュレス決済について消費者にはポイント還元、キャッシュレス決済を導入した事業社には導入初期費用を助成)

の影響もあると思います。

ただ、こちらはクリニック様は対象外・・・だったりしますので、ご注意ください。

 

さておき、ご相談頂くことも増えてきたので、

キャッシュレス決済を導入するにあたって、お考えいただいたほうがよいこと

について、簡単に整理しておこうと思います。

 

① かかる費用は、導入時だけでなく
ランニング費用も計算しておく

キャッシュレス決済を導入するにあたってかかる費用。

初期の導入費用(端末代、その他)はもちろんですが、

ランニングでかかる費用も計算しておきましょう

事業者によっても違いますが、だいたい平均すると、決済金額の3%前後が決済手数料としてかかってきます。

つまり、簡単にいうと、月に1万円の決済があったとすると、手数料が差し引かれて、9700円の入金、というイメージです。

だいたい、どれくらいの金額が使われるのかな~、と想定して、どの程度の手数料がかかるか、ざっと計算しておかれるとよいと思います。

 

② 入金のタイミングがずれること
を理解しておく

当然ですが、キャッシュレス決済された金額については、実際の入金は1か月~2か月おくれとなります。

キャッシュレス決済は、保険診療の請求と同様、入金のタイミングがずれる(資金繰り的にはマイナス)となること

は理解しておいていただいたほうがよいと思います。

③ 決済端末は受付のどこにおくと
スムーズか、イメージしておく

キャッシュレス決済の端末、それほど大きいものはないので、「邪魔になる」ということはないと思いますが、

開業後に導入される場合、これまでの受付のオペレーションに、多少なりとも変更が生じます

そのため、導入にあたっては、決済端末をどこにおくか、どういうオペレーションにするか、など、

受付スタッフの皆さんと、事前のご相談をしていただくとよいと思います。

 

以上、キャッシュレス決済導入について、お考え頂いたほうが良いことを整理してみました。

消費税引き上げ、軽減税率についての記事は、こちら。

消費税率引き上げに向けて準備すべきことは?

クリニックの軽減税率(その①):まず確認、こんな商品も「軽減税率」

クリニックの軽減税率(その②):まちがえやすいポイント

クリニックの軽減税率(その③):準備に必要なものは?

 

【ひとりごと】

「大奥」17巻でましたー^^。

14代将軍家茂まできました。最後、どうなるんだろう。